データ消去サービス
データ消去サービスとは
個人情報保護が重視される中、使用済みパソコンによる情報漏えいが大きな問題となっています。ネットワーク経由による情報漏えいには注意を怠らない企業でも、廃棄パソコンに格納された情報には目が行き届かないことが多く、これを専門に狙う犯罪も増えています。HDDをはじめとする記憶装置は、ユーザーがデータの消去処理を行っても、メディアに磁気的な信号が残っていることは広く知られています。長年使ったパソコンのHDDには消去済みの膨大なデータが蓄積されており、これらを復元することは難しいことではありません。

そこで使用済みのパソコンを廃棄する際には、HDDに蓄積されたデータを消去する作業が必要です。
電子情報技術産業協会(JEITA)によるパソコンの廃棄・譲渡時におけるHDD上のデータ消去に関するガイドラインにも「HDD内のデータ消去というのは、あくまでもユーザー責任である」と銘記されています。
つまり、廃棄したパソコンから個人情報が漏えいした場合、その責任はそのパソコンを使っていたユーザーにあるということです。このような情報漏えいを防止するために、さまざまな「データ消去サービス」が行われています。
データ消去サービスの種類
データを消去するには、以下の3種類の方法があります。
- (1)専用ソフトによってHDD全体を固定パターンなどで1回以上上書きして塗り潰すことによってデータを消す方法。
- (2)専用装置によって電気的・磁気的にメディアを塗り潰す方法。
- (3)HDDに対して物理的な破砕を行う方法。
この3種類の方法の中、最も安全確実なデータ消去方法が(2)とされています。(1)では1回の消去では万全ではない場合があり、(3)の物理的な破砕でも、メディアに穴を開けることや叩き割るなどのレベルでは、破片から情報を読み取ることが可能です。弊社が提供する「データ消去サービス」は、(2)の方法によるデータ消去を実施することによって、廃棄パソコンからの情報漏えいを防止するものです。
サービス詳細
MARSHAL株式会社が実施する「データ消去サービス」は、データ消去装置「MagWiper / MW-30000X」を使用して、 安全・確実に責任を持ってお客様のデータを消去します。
データ消去装置「MagWiper / MW-30000X」は、世界で初めて磁気データ消去装置として 斜め磁化システムを搭載し、従来タイプの磁気データ消去装置に比べて、150%の効率化を実現しました。垂直磁気記録方式のハードディスクの完全消去に対応しています。
ハードディスク以外にも、テープ(LTO、DATなど)、フロッピーディスクなどの磁気記録メディアを一度にまとめて瞬時(0.1秒)にデータ消去します。

「MagWiper / MW-30000X」は、磁気データ消去による、データ完全消去は記録容量に関係なく一瞬でデータ消去が完了するので、大量のハードディスクの消去処理が短時間で行え、情報漏えい対策にとても有効です。
MagWiper / MW-30000X詳細
対象メディア | B4ノートパソコン(B4以下のサイズ)、 ハードディスク(厚型ディスクも可)、 OpenReel、LTO、DDS/DAT、DLT、 HDV/DVテープ、DVCAM、DVCPRO、 放送用テープ FPD、CMT、9940、3592、 AIT、VHS、FD 他 |
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ハードディスク 対応記録方式 | 垂直磁気記録方式、面内磁気記録方式(長手) |
蓄電時間 | 25秒 |
データ消去時間 | 0.1秒 |
発生磁界 | 800 kA/m(約10000 Oe) |
外形寸法・重量 | 550(W)×463(H)×670(D)mm/123kg |
チャンバー領域/消去領域 | 315(W)×90(H)×364(D)mm |
価格
- データ消去料金=¥4,000円
- 輸送費=お客様元払いでお願い致します。
- 返却媒体費=弊社からの障害媒体の際は着払いとさせていただきます。
- 廃棄を希望される場合には別途廃棄費用が発生致します。(廃棄費用¥1,000円/台)
評価データ
磁気顕微鏡(MFM)による媒体観察

サービスフロー

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